精油を使って香水を作る時は、アロマテラピーのブレンド学とは多少異なります。
香水テーマの中心を語る時は【タイプ(又はコンセプト)】というカテゴリーがあります。
フゼアノートは、男性用香水の第一歩を記した記念すべき香りです。
フゼアの香りは女性用の開発に利用されていたのですが、
研究開発の途中で男性用香水へと変化していったものです。
職場で華やかな甘さは不似合なので女性がフゼアを使いだして人気を博した香水です。
現在は女性用香水にこのフゼアは使われていません。
現代香水第1号はフゼアノートで⇒ゲランの「ジッキー」でした。
<フゼア>とはフランス語で「シダ植物」という意味。
だからと言って「フゼアノート」にシダ植物の香りが使われているワケではありません。
シダ植物を育てるには、大きな温室を作る財力と、手間暇をかける時間的余裕が必要です。
19世紀後半、上流階級の男性達の間では
お金持ちの象徴「シダ植物」を育てるのが【紳士のたしなみ】として流行っていたそうです。
お金持ちの象徴「シダ植物」を育てるのが【紳士のたしなみ】として流行っていたそうです。
「紳士=シダ植物」という方程式公のもと、
「フゼアロワイヤル」にはラベンダー・オークモス・クマリンが
使用されいて、それ以来
使用されいて、それ以来
ラベンダーとオークモスを使った香りを「フゼア」と
呼ぶようになったそうです。
フゼアノートの基本は、
【ラベンダー + オークモス + トンカビーンズ】 です。
フゼアを変調させる4つのバリエーションがあります。
フレッシュ バリエーション
初期のフゼア、爽快さのラベンダーを強調
基本+ 更にラベンダー
フローラル バリエーション
フゼアの中で一番人気
基本+ ネロリなど春を連想させる花
ウッディ バリエーション
落着き感で男性用を強調
基本+ 木の香り
アンバー バリエーション
フゼアらしさをアピール
基本+ バルサム調(トンカビーンズやバニラ)
*名香レシピは那覇店コラム参照