製剤=主薬+材料
アロマスクール(沖縄那覇/横浜あざみ野)イースターセブンの黒澤です。
「植物には自分たちを調節する成分が多く入っています。」
そのエキス(植物化学成分=フィトケミカル)の性質によって
抽出方法が異なるんです。
例えば、
お湯で水溶性成分を抽出したハーブティー
油で脂溶性成分を抽出したハーブオイル
水蒸気蒸留で揮発性成分(脂溶性)を抽出した精油。
手作りの天然オーラソーマ?
浸剤と浸出油でスキントナーとのバイカラーボトルの完成♪。
油分は比重が軽いので、二層に分ける事ができるんですね~。
バイカラーの下(浸剤:水溶性)は、
ピンクのローズは引締めに、
ブルーの蝶豆は賦活に、
オレンジのくちなしは傷んだ肌に。
バイカラーの上(浸出油:脂溶性)は、
赤紫の紫根は賦活に、
ブリーンのブルータンジーは敏感肌に。
メディカルハーブを活かす「ハーブ製剤」調製テクニック
植物療法の学校トトラボ 村上志緒先生(薬学博士)を招いたセミナーでは、
マジックのような、実験のように、
浸剤、チンキ剤、浸出油を実践しました~♪。
実験① 浸剤とチンキ剤
モミ、ローズ、蝶豆の浸剤とチンキ剤を比較してみましたよ♪。
前列がお湯での浸剤、後列がアルコールでのチンキ剤。
蝶豆は浸剤だときれいなブルー、
バラはチンキ剤でローズ色、
モミはチンキ剤で鮮やかなグリーン。
水(湯)では、
浸剤だと、水溶性成分のみの抽出だけど、
煎剤だと、揮発性成分も多少は抽出できるようです。
(例:鼻をつまみながら服用する漢方薬で納得~)
アルコールでは、
45~50℃なら水溶性も脂溶性も抽出できるけど、
99℃で抽出できるのは脂溶性でした。
(例:換気扇などの油汚れは99℃のアルコールで溶かして掃除に納得~)
実験② 水溶性の浸剤と脂溶性の浸出油
浸出油でも脂溶性成分は抽出できるんです。
後列は太白油の浸出油で、赤紫の紫根、グリーンのブルータンジー。
前列はお湯での浸剤で、ピンクのローズ、ブルーの蝶豆、オレンジのくちなし。
私のバイカラースキントナーは、
疲れた老化肌と
冬の乾燥で敏感になった肌が気になるので、
賦活の蝶豆ブルー X 敏感肌ブルータンジーのグリーン♪
植物の成分たちは目に見えない分、色や香りでアピールしているんですね♪。
その植物エキスを色んな形で生活に役立ていくのが植物療法なんです。
折角、植物と共存している私達です、
もっと植物からのメッセージに耳を傾けていきましょうよ♪。
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